どんぐり北広島(どん北)は変な練習が多い!?
どんぐり北広島(どん北)は、基本的なランニングボレーの練習はなく、可能な限り試合に近い場面を想定した練習を行われているようです。
要は、試合でやらないことは、練習をしないとも言えると思います。例えばスマッシュ一つとっても、以前は前衛の練習と捉えられていましが、いまやスマッシュ練習は前衛だけではなく、後衛の練習でもあるわけです。
実際、中本裕二監督が率いるどんぐり北広島(どん北)のプレースタイルを見ると、攻撃型平行陣のいわゆるダブルフォワードが挙げられます。
今でこそダブルフォワードという陣形を理解する人も多くなりましたが、女子選手は男子選手ほど取り組んでいなかった頃から、自分のチーム女子選手たちには、チャンスには前に詰めて、ノーバウンドで処理する攻撃的なソフトテニスに取り組まれていました。
どんぐり北広島(どん北) 中本裕二監督の練習メニューの考え方
中本裕二監督のモットーは、「固定概念に縛られるな!」です。先入観はプレーの進化を止めるという考えです。
そんなこともあり、「どん北」は変な練習が多いと中本監督は言っておられます。
例えば、ショートバウンドのボールをラケットの裏面で返球したり…。これは相手を欺くという狙いもあるようです。
普通に考えれば、表面で返すところを「何で裏面で」と思いますよね。相手にしてみれば「どこに返されるんだろう」と戸惑います。
その結果、相手は驚いて落ち着きを無くしてミスにつながることもあるわけですね。
「こうしなくちゃいけない」という固定概念に縛られていると、新しい発見もないので、そういった意味では、選手自身の意識を変えることにもなるかと思います。
そして、練習で1回でもやっておけば、試合でも体が動いて出来るようになりますし…。言い換えれば練習でやっていないことが、実際の試合で出来るようにならないということ。
ソフトテニスの強豪クラブは、やはり練習メニューに工夫をしているんだ。そう気づかれます。